介護職での転職を考える場合、中小規模の介護事業所と大手事業所のどちらを選ぶかが条件の一つとして挙げられるでしょう。両者の違いは様々ですが、基本給はもちろん、手当などに関する待遇や福利厚生、そして指導や教育の面でも相違点があります。
例えば、小規模の事業所では施設管理者が存在するだけで、主任および副主任などの役職は設けていない場合もあるます。一方、大手になると役職が存在し、転職先の職場で主任あるいは副主任から指導をしてもらえることが多いです。そのため、大手の場合はスタッフ全員で安定的な介護サービスを提供することが可能になります。

大手の介護事業所に転職するメリットは、まず第一に収入面で有利になる点です。中小の介護事業所と比べて高い基本給が設定されており、資格手当およびボーナスなども充実している事業所が数多く存在します。
さらに、交通費についても全額支給を行っている事業所や、有給休暇に加えて産前産後休暇や介護休暇、育児休暇なども設けている事業所が沢山あるでしょう。
特に、大手の介護事業所では新人を適切に確保するために、新卒の給与を高めに提示している場合もあります。

また、大手では新人の育成に力を注いでいるので、転職した後のサポート体制が整っています。職員育成研修をはじめ、資格を所持していない人のために資格取得制度を用意している事業所もあるほどです。職員が積極的に介護スキルを磨ける環境が揃っているため、キャリアアップのために転職を考えている人にも適しているでしょう。